ペンギンの壮絶な生い立ちと食欲

目の瞳孔が開き狂気じみた顔の生き物はペリカンといい、世界には8種類が存在しています。

どの種類も基本的に大きいのですが、最大のハイイロペリカンは翼を広げれば全長3.5m、体重5キロほどになります。このサイズは皆さんが愛してやまない、アンデスコンドルと肩を並べるほどで、空を飛ぶ鳥類の中では最大種です。

渡り鳥であるペリカンは、定期的に長距離を飛行をしますがその馬鹿馬鹿しい体型とは裏腹にその巨大なお腹でバランスをとることで、エレガントに飛行できます。

ペリカンの一番の特徴でもあるの喉袋は咽喉囊と呼ばれ、その中には役員10リットルの水をためることができるサイズです。ペリカンはこのゴムのような喉袋で水中の魚をすくい上げ、確実にえさを獲得します。

このように興味深い特徴を持つペリカンですが、実はとてつもない修羅場をくぐり抜けています。ペリカンは卵から孵化すると、すぐさまに三匹の兄弟で争いをします。勝者は一匹で、それ以外の兄弟から追い出され、親からも見捨てられます。そして、一匹だけが成長するのですが、自然界は厳しく、大半のペリカンが一年半以内に淘汰されてしまいます。つまり、野生のペリカンはどれも歴戦の猛者であり、険しい表情は自然界の厳しさを物語っています。

そしてペリカンは過酷な環境を生き抜いてきただけであり、生きることへの執着が凄まじいのかもしれません。その執着心が最も顕著に表れているのが、いかつ過ぎる食欲です。ペリカンは鳩をとっ捕まえて食べます。丸呑みできるサイズを狙っているのかと思いきや、確実に無理なサイズであるカビバラやキリンもいきます。さらに、頭がおかしいことにペリカンはカピバラやキリンを絶対に丸呑みできるとおもって諦めない。ななり一番やばいタイプの鳥です。

なぜいけると思ったのかは、ペリカン本人たちもわかっていません。それが鳥なのかどうかも怪しい生き物ペリカンです。」

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